なんか世界中で労働環境が悪化しているような気がするんですけど・・・

日本の労働環境が悪化の一途を辿っているのは、中国等の労働賃金の安い新興国に仕事を奪われたからと思っていたのですが、中国でも労働環境は過酷なんですね。


確かに地球の人口は増え続けていますし、生産性を上げないと我々人類は生き残れないのかもしれません。


でも本当にそうなのかな？

みんなが辛い思いをして、それで豊かになったと言えるのかな？


私の子供の頃の夢は職人になる事でした。
自分の技術を高め精進し、良い物を作ってそれが人に認められ、それを続ける事で生活して行ける。
そんな生活を夢見ていました。

ソフトウェアの技術者になったのも、ソフトウェアの職人になりたかったからです。


それが、今じゃ利益利益で、中国へのオフショア開発とかあり得ないし、職人になる道は完全に閉ざされてしまった感じです。

これから分散Key-Valueストア等を用いた本格的にスケーラブルな分散コンピューティング（＝クラウドだと思っています。）の時代が来ようとしているというのに、後進が育っていないどころか自分だって技術に付いて行けていません。
（１０年以上、トラブル対応で泥まみれになっていれば当たり前ですよね・・・）


いつからこんな余裕の無い時代になってしまったのでしょうねぇ・・・


きっとFoxconnの従業員の人も、Apple製品を作る職人になりたかったんだと思うんですよね。
以前iPhoneにFoxconnの従業員の女の子の写真が混入していた事がiPhoneガールとして話題になりましたが、アレなんかはFoxconnの従業員の方の「iPhoneは俺たちが作っているんだ！！」という誇りの現れだと思うんですよね。

でも時代がこんなだから、こういう事態になってしまっているのだと思います。

職人が重宝され大事にされる社会がきませんかねぇ・・・

タグ：FOXCONN 労働環境