マクラーレン、MP4-26を発表。隠し玉はまだ隠したままなんですね。 [モータースポーツ]
マクラーレンは、2011年F1マシン「MP4-26」を発表した。
サイドポンツーン開口部の形状がL字型なのはKERSの冷却のためにラジエター容量をUPさせたからかな?
特徴的と言えば特徴的だけど、苦肉の策と言えば苦肉の策のような・・・
これは噂の隠し玉じゃないよなぁ?
インダクションポットに二つ目の開口部が開いているのも特徴的と言えば特徴的・・・
記事によるとトランスミッションやハイドロ系の冷却のためとの事ですが・・・
いままでこんな穴なくても問題なかったのになんで今回こういう穴が必要になったんでしょう?
いままではサイドポンツーンだけで足りていた冷却系がKERSの追加により不足するようになり、でも空力を考えると単純にサイドポンツーンを大型化する事はできず、苦肉の策としてこういう形になったという事なんでしょうか?
この辺りの造形も隠し玉というよりは妥協の産物といった感じですね。
個人的には車の表面面積が増えた分、空気の粘性を考えるとドラッキーになったと感じてしまうのですが・・・
まあ、マクラーレンの事だから念入りに風洞実験を重ねた結果、空力と冷却の妥協点としてこの形に行き着いたんでしょうね。
でも他のKERS搭載マシンは冷却でここまで苦労している様子が無いのに、なんでマクラーレンだけこんなに苦労の後が見て取れるんでしょう?
他のマシンは夏くらいにBspecを出す予定で今は真夏の気温での冷却までは考えていないのかな?
夏くらいには各マシンがマクラーレンをパクった感じになってたりして?(笑)
でも開幕戦のバーレーンとか結構気温高いよなぁ・・・?
他のKERS搭載マシンは開幕戦には穴開きまくりなマシンを持ち込んできたりして(笑)
バレンシアは比較的温暖な気候とは言え、冬のヨーロッパにバーレーンでも冷却OK仕様のマシンを持ち込んだらオーバークールになるもんな(笑)
っで、「結局何が隠し玉だったの?」と思ったら、まだ隠したままだそうです。
「お楽しみはヘレステストで」って事みたいですね。
2011-02-05 15:42
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コメント(2)
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marbeeさんこんちわ♪
いやぁ、去年のMP4-25もインパクトありましたが
今年のMP4-26も相当なモノですw
僕はインダクションポッドやサイドポンツーンの形状は
空力的なチャレンジだと思うのですが、どうなんでしょうねw
もしそうなら、
僕はマクラーレンのこの様なチャレンジングな部分は好きですね。
コンサバにまとめようと思えばいくらでも出来るのに
あえてそうしないのが、ある種のプライドの様に感じます。
by 9inch (2011-02-06 09:48)
9inchさん。ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
私はMP4-26のサイドポンツーンやインダクションポッドの形状は冷却性能の向上が目的だと思います。
サイドポンツーンの開口部は明らかに広がっていますし、インダクションポッドの穴に関してはマクラーレンの人が「ギアボックスとハイドロ系の冷却のための穴です。」って言い切ってますよね。
サイドポンツーンの開口部が広がるのは明らかにドラックになりますし、インダクションポッドの穴もギアボックスとハイドロ系の冷却のためだとするとギアボックス辺りまでトンネルになっていると思われ、これもドラックになると思います。
空力的には明らかにマイナスかと・・・
ただそこまでして「なぜ冷却性能をUPする必要があったのか?」は謎ですよねぇ。
初めはKERSのためかと思いましたが、それだと他のチームが冷却系に手をいれている気配が無い事と矛盾しますし・・・
噂の隠し玉が冷却を必要とするシステムなのでしょうかねぇ?
噂通りロータス・ルノーと同種の前方排気システムだとするとマシンを熱害から守るために排気をエグゾーストパイプ内で冷却する必要があるとか・・・
エグゾーストパイプ内で排気を冷却する事で、排気の空気密度が下がるので下がった分エンジンから空気を吸いだす方向に力が働いてバルブタイミングをオーバーラップさせてやると結果的に吸入空気量を増やす事ができてエンジンパワーがUPするとか・・・
実走するのが楽しみなマシンですね。
by marbee (2011-02-06 16:42)