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ベッテル勝ったけど・・・インドGP決勝を支配していたのはバトンだと思う・・・ #f1gp [モータースポーツ]


ベッテルはレース後のインタビューで「インドGPの初代ウィナーという栄誉は得たけど複雑な気持ちです。」とダン・ウェルドンとマルコ・シモンチェリについて語っていたけど、複雑な気持ちなのは、ウェルドンやシモンチェリの事だけが原因じゃないと思うんですよね。


ベッテルは残りのレースではウェーバーのサポートをする事を公言していました。

たぶん今回のインドGP決勝にはそのつもりで挑んでいたと思います。

実際、私もスタートはベッテル、ウェーバー、アロンソの位置関係が重要で、ウェーバーが1コーナーでのアロンソのオーバーテイクをしのいだ瞬間に、「レッドブル、チームオーダー発動かぁ!!」と思ったんですよね。

そしたら次の瞬間ですよ!!
バトンが器用にスルスルっと上がって来てあっさり2位になちゃったんですよね。
その後テレビにはタイムしか映っていなかったんですけど、バトンがファステストラップ連続でベッテルを攻めているんですよね。
ベッテルもファステストラップ連続で応酬して逃げていたから傍目には二人が僅差の争いをしているようには見えなかったと思いますが、これは凄い争いだったと思います。
しかも、
  1. ベッテルがレースペースを遅くしてウェーバーを援護するのを阻止した。
  2. 2位争いをしているアロンソ、ウェーバーの前でゴールした。

という点でバトンは自身の目的は果たした訳で・・・

バトンに取ってはどうやっても逆転できないベッテルなんて抜いても大して意味は無い訳で・・・

レースを支配していたのはバトンだと思う訳で・・・
実質的なインドGPのウィナーはバトンだと思う訳で・・・

ベッテル的には「試合に勝って勝負に負けた。」って心境だったのではないかと?


以下、感想を箇条書きにします。

やっぱりアロンソ強いわぁ。:
最終スティント。
ハードタイヤを付けてピットから出てきた時、すぐ後ろにはすでにハードタイヤに履き変えていてウォームアップも済んでいるウェーバーが居ました。
「こりゃ、いくらアロンソでもタイヤの温まりが悪いフェラーリだし抜かれる!!」と思いました。
しか〜し、流石アロンソ。
マシンをフラフラさせながらも絶妙のマシンコントロールと間合いでウェーバーをブロックしつつタイヤに熱を入れて1周でウェーバーを封じ込めました。
やっぱ強いわぁ。
来年のフェラーリのマシンが速いと良いですね。
そしたら絶対面白いシーズンになりますよ。(笑)


マッサとハミルトンの接触はスチュワードの判定通りマッサが悪いと思う。:
あれはハミルトンにギリギリ一台分のスペースを残してバトルするシチェーションでしょ?
プロなんだし。
仮にだけどあのフェラーリがマッサじゃなくてアロンソだったら、ギリギリ一台分スペースを残してコーナーリングして、ギリギリで接触しないか、ソフトタッチ位で、ハミルトンにも抜かれなかったと思うんですよね。
最近復調してきたマッサだけに一連のハミルトンとの確執は残念ですね。
クリーンファイトで株を上げて欲しいもんです。


またアルグエルスアリがポイント取ったね。:
まあ、今回のトロ・ロッソはマシン自体が速かったですし、ブエミは残念でした。
しかし、これでトロ・ロッソの生き残りゲームはまたアルグエルスアリが一歩リードですね。
まだ若いし、もう一段印象的な走りをしてくれればレッドブルに乗る事も夢じゃないと思うな。


ミハエルは本格的に復調してきましたね。:
実力でニコの前ですよ。
5位ですよ。
なんかフェラーリに移籍したばっかりの頃のミハエルを思い出しますね。
長期的に取り組めればメルセデスGPをチャンピオンチームに育て上げる事も夢じゃない気がしてきた。(笑)


可夢偉はツイてなかったね・:
あれは本人にはどうしようもないでしょう。
ペレスが10位ポイントを取っているだけに悔しいでしょうが、「こういうレースもあるさ。」とサクッと気分を入れ替える事が重要だと思うな。
まあ、そもそも予選で失敗しなければ・・・って考えるとなかなか吹っ切れないでしょうけど・・・


カーティケイヤン良かったね。:
母国で開催される初のF1に出走できただけでも快挙なのに完走してしかもチームメイトにも勝っていますよ。レッドブル期待の星に勝ったんですよ!!
現状で望みうる最高の結果を出せたんじゃないかな?
おめでとう!!


さて次回はアブダビGP。
予選:11/12
決勝:11/13
ですね。


今後もバトンが実質的にレースを支配し続けれるかどうかが最大の見所ですかね。
もちろんベッテルの年間最多ポールポジション記録とか年間最多勝利とかの記録が達成されるかも見所ですが・・・

やはり個人的にはバトンのクレバーな走りに注目ですね。

楽しみ!!

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footprint 7

コメント 6

Turbo381

こんばんは。
なるほど...そういう見方もありますね。バトンがレースをコントロールしていた、と言えばそうなのかもしれないですね。
ヴェッテルは、チームプレイ出来なかったことが悔しいというか、心残りかもしれませんね。そうかぁ...。
次こそ、可夢偉に期待したいです!
by Turbo381 (2011-11-01 00:18) 

しのぴん

marbeeさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

確かにバトンがレースを支配したとも言えますが、まだ2レース残っている状況なので、自身のポジションを確実にする為に獲得できるポイントは多ければ多い方が良いはず。でもベッテルを抜くまでには行かなかった様に見えたので、インドGPを支配したとまではいってないのかなぁと感じましたが。

とは言えバトン、そしてアロンソはホントに強いですね。地上波の放送で右京さんが「ウェーバーは決して悪いドライバーじゃないけど・・・」みたいな事を言っていましたが、トップを極めるには強くなくちゃダメでしょう。結局ウェーバーはそんな器じゃないって言っていたように感じました!?
by しのぴん (2011-11-01 00:54) 

marbee

Turbo381さん。ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

可夢偉期待したいですねぇ。
アブダビ、ブラジルはトヨタでチャンスをつかんだ思い出の地。
印象的な走りを期待したいですね。(笑)
by marbee (2011-11-01 21:04) 

marbee

しのぴんさん。ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

ベッテルなんて抜いてもどうやっても逆転できない相手なんだし、大量得点を取れればそれに越した事は無いけど、多大なリスクを犯してまで抜くべき相手では無いですよ。

その意味では、手堅く纏めたバトンの走りはクレバーだったと思いますし、それに周りが付き合わされたと言う点でインドGPを支配していたのはバトンだと思います。


ウェーバーはピレリタイヤにハマちゃいましたよね。
今年のウェーバーのスタートの下手さがそれを物語っていると思います。

せっかくベッテルとロガーデータを比較できる立場にいるんですから研究し尽くして来年こそは頑張って欲しいですね。
by marbee (2011-11-01 21:11) 

masakazoo

しかし、ベッテルはタイヤに優しく、一発も速い。
バトンは、タイヤには優しいけど、一発はさほどでもない。
タイヤには厳しいけど、一発は速い人も居りますが…

速いマシン出来上がるのと、シューマッハの動体視力の競争かも知れない。資金はあるんだけどね
by masakazoo (2011-11-03 05:42) 

marbee

masakazooさん。ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

F1マシンなんてどうせほとんど視界は無いんですから動体視力は関係ないんじゃないですか?(笑)
今はピットとの無線もある事だし。
by marbee (2011-11-03 16:15) 

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