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ソフトウェア技術者を辞められるなら辞めても良いんじゃない? [IT]

elm200さんという方がソフトウェア技術者を辞める事についてブログで書かれた所ひがやすをさん小飼弾さんが少々反論っぽい記事を書かれています。

私もひがやすをさんや小飼弾さんの言ってる事はごもっともと思います。


でも、こうも思うのです。
(いつ頃からか・・・)3Kな職場になってしまった事は事実だし、辞めても他に飯の種があるなら辞めても良いんじゃない?

ひがやすをさんも小飼弾さんも大変な努力をしてきた方々だから、大いに説得力のある反論記事になっていると思います。
でも、お二人とも業界では成功したと思われている方々で、記事の内容も成功者の目線で書かれているように思います。


私はどちらかというと成功できなかったソフトウェア技術者だと思います。
  1. 顧客の無知から来る無茶な値下げ要求は嫌です。
  2. 「中国でのオフショア開発を使え」等のSIer経営者サイドからの「ゼッテー失敗する」事が眼に見えている要求にも絶えられません。
  3. レベルの低いプログラマがまともに動かないコードを提出してきた時も頭に来ます。

正直言って他にやりたくて飯も食って行ける仕事があるなら、ソフトウェア技術者は辞めると思います。

ただ、どんな仕事でも大変で嫌な事はあるでしょうし、ソフトウェア技術者の仕事にも楽し時、喜びの時がある事は知っています。

だから今の仕事を辞めるつもりはありません。
まあ、少なくともしばらくはね(笑)


ひがやすをさんは、
自分が言いたいのは、elm200さんが、どう思うのかは個人の判断なんで私は何も言いませんが、あのエントリを見てソフトウェア技術者がいまいちな職業だと、いろいろな人(特に若い人)に思ってほしくないということです。

と仰っていますが、私は「ソフトウェア技術者はイマイチどころか3Kな仕事」と思っています。
(世間でもそう思われていると思います。)

昔はそうではなかったと思います。
少なくとも私が新人だった頃は今みたいな酷い仕事では無かったと思います。

  1. 時代が3Kな仕事に変えてしまったのか?
  2. 顧客に夢物語を吹きこんで回ったコンサルタント連中が3Kな仕事に変えてしまったのか?
  3. 我々が3Kな仕事に変えてしまったのか?

正直私にはわかりません。
たぶんすべての複合要因で現状になってしまったのでしょう。


ソフトウェアも現在では社会的なインフラを支える重要な要因になりました。
重要な仕事だと思います。
ソフトウェア技術者は若い人が就きたがる魅力的な職業でなければならないと思っています。

でも、現状打開策は私には思いつきません。
なんとかならないかと日々思い悩んでいますが思いつきません。

たぶん、業界の中で改革する事は無理な所に来ていて、(政治等の力で)業界の外からなんとかしないと駄目な所に来ていると思います。
今のソフトウェア技術者は、医療保険制度の無い中で、患者を治療しつつ利益も上げる事を要求される医者だと思います。

医者には医療保険制度があるので、ある程度治療に専念する事ができます。

医者に対しての医療保険制度のようなバックアップがソフトウェア技術者にも必要なのではないかと思っています。

なので、elm200さんのようにソフトウェア技術者を経験して外の世界に出て行く人は大歓迎です。
経験者が外の世界で働く事で、業界に与える影響は有ると思いますから。
外の世界に出て行けない私はむしろ努力が足りないのだと反省するくらいです。


どのような努力をすれば良いのか思いつきませんが、ソフトウェア技術者を若者が憧れる職業にできたら良いですねぇ・・・


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