IBMはクラウドをどう定義しているんですかねぇ? [IT]
現在色々な企業がクラウドを唱えていて、そのパターンには大別すると以下があると思います。
- データセンタのサーバを仮想化し、切り売りしているだけのパターン
- GoogleAppEngine等、自作のWebアプリを公開するための分散環境を提供するパターン
- Gmail等インターネット上にWebアプリを公開し使ってもらうパターン
どれの事を言っているのでしょうねぇ?
IBMは独自のクラウドプラットフォームを展開してはいなかったと思うので、データセンタの事を言っているのかな?
だとしたらIBMが言っているのはスマートフォンやタブレット向けにWebアプリを作るスキルが必要という事でしょうか?
だとするとクライアントがPCからスマートフォンやタブレットに変わっただけ?
なんだかなぁ・・・
個人的にはクラウドの条件って、
- 社外のデータセンタでWebアプリやバッチジョブを可動させる事
- 可動させるアプリは水平分散でスケールアウトできる事
だと思っているんですが・・・
確かにクライアントとしてスマートフォンやタブレットは要件として出て来るでしょうね。
この点については異論は無いです。
ただ、クラウドの定義は・・・この記事からではわからないです(笑)
水平分散でスケールアウトを実現させるためには、
- 複数テーブルに対するトランザクションとか
- 複雑なクエリとか
色々犠牲にしなければならない事が多いと思います。
顧客がこれを理解した上で要件を出してくれるのか?
顧客がこれらを犠牲にする事を受け入れられるのか?
大いに疑問なんですよねぇ。
だからクラウドってのも一時のブームで終わる可能性もあると思いますし、今は様子を見た方が良いと思うんですよねぇ。
どうなんでしょ?