MacAppStoreはサプライズだったのかなぁ・・・？

「Back to the Mac」噂されていた「MacBookAirの新型」とか「Mac OS X Lion」とか予想通りの盛りだくさんの内容でしたね。


その中で「Mac App Strore」ってのはサプライズでしたね。

でも、MacってiPhoneやiPadと違ってAppStore以外からもソフトをインストールできるので、あんまり盛り上がりそうにない気がするんですけど・・・

少なくとも私はこういう仕組みが登場するとは思っていませんでした・・・

だって、

1. フリーウェアの作者はわざわざ有料のディベロッパー登録をしてまでMacAppStoreにアプリを登録するとは思えない。
2. 有料のソフトの作成者は、Appleに30%搾取されてまでMacAppStoreでアプリを販売したいと思うのか？今までと同じ方法で販売を続ければ良いのでは？

と思ってしまいます。

結局はApple純正アプリだけが並ぶ事になるような気がしているのは私だけでしょうか？

iPhoneやiPadはAppStore以外から合法的にはソフトをインストール出来ないのでAppStoreが盛り上がっていると思います。
でも、Macはねぇ。


MacをUNIXマシンと思って使っている私にはMacAppStoreっていまいちピンとこないんですよねぇ。

例えば私がMacにインストールしていて比較的良く使うソフトとしてJavaの統合開発環境であるEclipseっていうソフトがあります。
このソフトには専用のウェブサイトもありますし、Mac版もwindows版もLinux版もWebサイトからダウンロードできます。
Javaで開発している人には必須と言っても良い程メジャーなソフトですが、自分でソフトウェアの開発を行わない人は存在すら知らないソフトだと思うんですよねぇ。
こいつがMacAppStoreに並んでいる所がイメージできない・・・（笑）

他にもSubversionとかMacPortsを使ってインストールして使っていますが、UNIX由来のCUIで動くソフトがMacAppStoreに並んでいる所はイメージできない（笑）


まあ、私のようにUNIXマシンと思って使っている人は少数なのかもしれないので、何とも言えないですが・・・


iPhoneやiPadは完全にコンシューマ向けの製品なのでAppStoreのようなアプローチが正解だと思います。
でも、MacはiPhoneやiPadのソフトの開発環境でもあり、プロフェッショナル向けの製品としての側面も持っていると思うので、あんまりコンシューマな方向に進んで欲しくないような気もするんですよねぇ。


せっかくiPadという素晴らしい製品を作ったのですから、iPhone、iPad、Macが同じ方向に進まないで、

製品	OS	対象
iPhone、iPad	iOS	コンシューマ向け
Mac	Mac OS X	プロフェッショナル、パワーユーザ向け

という棲み分けを行っても良いと思うんですけどねぇ。


まあ、いつものようにジョブスのお手並み拝見ですかね。