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「FXメタトレーダー入門」を読んでみました。 [投資]


FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

  • 作者: 豊嶋 久道
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


メタトレーダーのEAに興味があったので、本当は以下に示す本を先に買ってしまったのです(笑)

FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)

FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)

  • 作者: 豊嶋久道
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2009/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


しか〜し、FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)を読んでいる事を前提に書かれているので、見事につまずいたのであった(笑)


っで、「焦ってはイカン。基本からしっかり押さえるのだ!!」という事でFXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)を読んでみました。

正直「入門って言うくらいだから、メタトレーダーを普通のトレードソフトとして使う事に多くのページが割かれていて、プログラミングに対する記述はちょっとしかないんだろうなぁ・・・」と思って読み始めたのですが、良い意味で予想外でした。
ページの半分以上をプログラミングについての記述に使っています。

私のようにメタトレーダーのEAに興味があって裁量のトレードにはあまり興味が無い人間にとってはピッタリの入門書でありました。


ただし、トレーダーがプログラミングの世界に入る事を想定して書かれているので、プログラミングの難しい部分はあえて省いて書かれています。
本の性格を考えれば正しいアプローチだと思います。
私もこの本のおかげでメタトレーダーの世界の入り口に立てたような気がします。

しかし、私のようにプログラミングの知識の方が豊富でトレードについては勉強中の人間にとっては読めば読むほどに疑問点の出てくる本でもあります。
読んでいて私が疑問に思った点を以下に列挙します。



start()関数はティック毎に呼ばれるイベントハンドラのようだがstart()の実行中に次のティックが発生したらどうなるの?:
ちょっと考えただけでも以下に示す挙動が考えられます。
  1. マルチスレッドで実行される。
  2. ティックはキューに溜まってstart()実行完了後に次のstart()が呼ばれる。
  3. ティックは無視される。

この点についての言及はありませんでした。
サンプルとして載っているプログラムがあえて日足を使ったトレードになっているのも、この点を誤魔化すためだったりして・・・深読みしすぎかな?
FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)の方も拾い読みしてみましたが、この点に対する言及は見当たりませんでした。

ググッてもこの命題そのものに言及した記述は見当たりませんでした。
みんな気にならないのかな?

私の勘だと「マルチスレッドで実行される。」でIsTradeAllowed()関数がスレッドの制御の鍵を握っているようのな気がするのですが・・・

この点は実際にテストコードを書いてメタトレーダーを動かして検証してみる必要がありそうです。



OrderSend()関数とかネットワーク通信を伴うはずだからリトライ処理とか異常系の処理が必要だと思うのだけど、この本では気軽に呼んでいる・・・:
これはあえてプログラミング初心者向けにそうしているようです。
FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)には、きちんと章を設けて解説してあるようです。
これから熟読しようと思います。



通貨ペアを指定してスワップポイントを(確認するために)取得する関数は無いのだろうか?:
スワップポイント狙いでFXを手がけている層も居る事を考えれば「スワップポイントが貰える方向にだけポジションを建てる。」という戦略も考えられると思うのですが、FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)の関数リファレンスを見てもそのような関数は見当たりません。
すでに建てているポジションのスワップポイントを確認する関数OrderSwep()は存在するようですが・・・
約定してからスワップポイントを確認しても手遅れじゃないかなぁ・・・

「キャピタルゲインで儲ける事を目指すならスワップポイントなんか気にするな!!」って事なんでしょうか・・・

それとも、「事前にスワップポイントを確認して、あまりスワップポイントが付かない通貨ペアのみを選択してEAを動かせ!!」って事なんだろうか・・・

もしくは「スワップポイントの影響を無視できる程度の短期トレードを構築しろ!!」って事かも・・・

スワップポイントの影響についてはバックテストで試行錯誤する必要がありそうですねぇ・・・
ってか、バックテストの結果にはスワップポイントも含まれているんですよねぇ?
その辺りもわからないんだよなぁ・・・

みんな気にならないのかな?



いずれにしても、上記疑問点を踏まえてFXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)に目を通した上で、デモ口座でも使ってメタトレーダーを動かしてみる必要がありそうですね。

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

  • 作者: 豊嶋 久道
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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