東京では電車がすべて運休になって、私は帰宅難民になりました。 [その他]
まずは今回の地震で犠牲となった方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
時間が経つに連れ被害状況がわかってくると想像以上の被害でただただ驚くばかりです。
地震発生時、私は東京で仕事をしていました。
築4年位の新しいオフィスビルで免震構造のビルです。
14階にいました。
もの凄く揺れました。
机にしがみついていないと吹き飛ばされる位揺れました。
ただ新しいビルという事もあり耐震対策はしっかりされていたので物が飛び散るという事はありませんでした。
揺れが収まったらみんな仕事に戻ったくらいです。(笑)
しかしインターネットで調べた所、電車は停電で止まっているとの事。
電車って自前の発電施設と電力会社からの送電網と二系統の給電体制をとっていると思うのですがそれが停電で運航停止・・・この時点で帰宅に公共機関を使えないであろう事を半分覚悟しました。
帰宅時、試しに最寄り駅を覗いてみましたが駅の電気すら消えている状態。
この時点で徒歩で帰宅する事を覚悟しました。
幹線道路をひたすら歩いて行けば良い。
少なくとも帰り道はわかる。
迷ってもiPhoneで検索すれば良い。
距離は・・・箱根駅伝一区間位のハズなので・・・20km位か?
厳しいけど歩けない距離じゃ無いハズ。時速4kmで歩けるとして5時間位か・・・
気を紛らわせるためにiPhoneで音楽を聞きながら歩きました。
歩いて歩いて歩き続けました。
周りは私と同じように覚悟を決めたと思われる人達で溢れていました。
携帯電話が通じ難くなっているのか公衆電話には列ができていました。
途中停電になっている地域があって、信号機が止まってしまっていました。
警察官が手信号で交通整理をしていました。
しかし、警察官も人数が足りず交通整理が行われていない交差点もあって、道路交通も麻痺していました。
都会の明るい夜に慣れている事もあって停電した町は予想以上に暗くて怖かったです。
足元も良く見えなくて歩くのも難儀する位でした。
地震の結果道路がどうなっているのかわからないのに、良く見えない状態で歩かなければならない・・・正直怖かったです。
停電となった町はまるでゴーストタウンでした。
まるで別世界に迷い込んだようで怖かったです。
家が近くなってきた頃にはさすがに足が痛くなってきました。
一休みしようかとも考えましたが、適当な場所も無いし、暗いし、寒いし、一刻も早く家の状況を確認したい。
また、一度休んでしまったらまた歩き出せるか自信もありませんでした。
足の痛みを押し殺してひたすら歩き続けました。
歩いて歩いて・・・無事家に帰りつく事ができました。
幸い家の中は積んであったCDがちょっと崩れている程度で、被害は無いに等しいかったです。
iMacが倒れて壊れているのでは無いかと心配だったのですが、何事も無かったようにスックと立っていてシステムトレード用の日次バッチ処理もちゃんと実行しておいてくれていました。(笑)
iMacって見た目は頼りない立ち姿なのですが結構ガッチリ立っているんですね。
帰宅途中、町の様子等をTwitterでつぶやきながら帰りました。
正直ちょっと楽しかったです。
やっとTwitterの使い方が少しわかってきたような気がします。
iPhoneも凄く役立ちました。
音楽で気を紛らわせる事ができましたし、Twitterでつぶやく事もできましたし、家族とメールで連絡を取る事もできました。
コートのポケットにiPhoneを入れて、ずっと握り締めながら歩き続けました。
iPhone握っているだけで、少し安心できました。
iPhone持っていて良かったと思いました。
私のつぶやきを見て心配してくださったKilroyさん。
心配ありがとうございました。
しかし、これだけの被害が出てしまうと、月曜日の東京株式市場は続落ですかねぇ・・・
日経平均株価一万円割れも覚悟しないと駄目かなぁ・・・
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