SSブログ

10年ぶり?位に「UNIXという考え方」という本を読み返してみました。 [IT]


UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

  • 作者: Mike Gancarz
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本


と言ってもまだ3分の1位しか読んでいないんですけどね。(笑)
この本を買った頃はまだ駆け出しのエンジニアだったので内容に興味津々で1日で読破してしまったんだよなぁ・・・

この本はUNIXの背景に流れている考え方というか思想というかメタファーと言うか哲学と言うか・・・を解説した本です。

UNIXがどんなOSかご存じない人はリンク先のWikipediaをご参照ください。

40年の歴史を誇るOSなのでIT業界で働いている人には常識とも言えるOSですね。
エンタープライズ系のサーバ等ではまず間違いなくUNIX系のOSが使われています。

IT業界以外の人には・・・MacやiOS、AndroidなんかはUNIXにGUIの革を被せたOSだと言えば・・・ピンとはこないと思いますが、多少はイメージして貰えるかな?
もしくはUbuntuLinux系のディストリビューションもUNIX互換のOSなのでそちらの方がイメージし易いかもしれません。


これからUNIXを勉強しようという人にはこの本超オススメです。
10年前の本なので、多少内容が古臭くなっている部分もありますが、今でも十分通用する内容と思います。
IT関係の本は賞味期限がすぐ切れるのですが、この本は今でも賞味期限は切れていないと思います。
結局今IT業界で先頭を走っている人達はUNIXとC言語で育った人達なので、ある意味そういう人達の考え方を解説したとも言えるこの本は貴重な本だと思います。


実際今読んでも内容は現代に通じる部分が多いですね。例えば

「キーボードは熱いうちに叩け!!」ってのは、現代で言えばアジャイルな開発の事だと思います。

「たった一つの仕事だけを実行するプログラムをなるべくシンプルに実装しろ!!」っていうのは、ちょっと飛躍させて考えればモーダルコンピューティングなんかに通じると思います。
まあ、UNIXの場合は「そのシンプルなプログラムをパイプやシェルスクリプトで繋げて複雑な仕事も実行しろ!!」ってのが肝なのでモーダルコンピューティングとは目指している所を異にしているとは思いますが、まあモーダルコンピューティングを目指している人達もUNIXの哲学にインスパイアされてはいるだろうと・・・(笑)


本の薄さからするとこの値段は高いと感じるかもしれませんが、仕事でUNIX(の特にCUI)と接する機会のある人は読んでおいて損のない本だと思いますよ。
読み終わったら「よくぞこの薄さに纏めてくれた!!」って思いますから。(笑)

私もLionに思いを馳せながら残りの部分も読み返してみようと思います。
しかし、この本読んでからもう10年経ってしまったんですねぇ・・・
時が過ぎるのって速いなぁ・・・

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

  • 作者: Mike Gancarz
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本



LionのLaunchを目前にしてもSnowLeopardのアップデートの手を抜きませんね。流石Apple。 [IT]

AirMacのアップデートみたいです。

スクリーンショット(2011-06-19 13.36.35).jpg

設定画面なんて最初に設定したら開かない場所なので、LionのLaunchも控えている事だし、手を抜いても良いバグだと思うのですが、キッチリアップデートしてきますね。

流石がApple。
時価総額世界2位の会社だ。(笑)


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。