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グレッグ・ムーアの事故を思い出してしまいました・・・オーバルはこれだから・・・ [モータースポーツ]


事故の起きたラスベガスは1.5マイルのオーバルコースだそうで・・・

写真で見る限り酷い事故ですよね。

ダン・ウェルドンが死んだのは残念です。
でも同時にこれだけの事故で死者が一人で済んで良かったとも思います。

オーバルのコースってアウトサイドがコンクリートウォールでエスケープゾーンが無いっていうのは根本的かつ致命的な欠陥ですよね。
観客は間近でレースカーが見れて楽しいのかもしれませんが、いくら何でも危険過ぎると思います。
ただでさえ危険なモータースポーツなのにショーを第一とし、安全性を二の次にしているという点でオーバルコースは致命的だと思います。

オーバルのレースは最終スティントのギャンブル以外に見所が無いので見ていて面白くないです。
その上、この危険性からハッキリ言って嫌いです。




私が大学生だった頃、BSでCARTが放送されていました。
CARTはどちらかと言うとロードコース中心のレースでしたので楽しく見ていました。
F1からナイジェル・マンセルが転向してチャンピオンになったり、マイケル・アンドレッティが活躍していたり、ファン・パブロ・モントーヤが活躍していたり・・・
当時の私が一番好きだったドライバーはグレック・ムーアでした。

見るからに好青年で、実際好青年だったらしいですし、何より速かったです。
私が嫌いなオーバルを得意としていたのが玉にキズでしたが・・・
でも、当時の私は彼のおかげでオーバルのレースも楽しく見る事ができました。
そう、あの事故が起きるまでは・・・


あれは何年だったか・・・
とにかくそのシーズンの最終戦だったと思います。
場所はフェニックスのハイスピードオーバルだったかな?
当時のグレック・ムーアはフォーサイスレーシングという中堅チームに所属していましたが、翌年には名門ペンスキーに移籍する事が決まっていました。

そう、普通のドライバーなら安全にシーズンを終えて来シーズン万全の体制でチャンピオンシップに挑む事を一番に考えて消化レースで無用なリスク等犯さなかったと思います。

でも彼は好青年でした。良い奴でした。
今までお世話になったチームに最後に優勝をプレゼントする事でお礼がしたかったんだと思います。
あのレースでの彼はいつも以上に攻めていました。
攻めて攻めて限界まで攻めて・・・限界を超えてしまいました・・・
オーバルのレースで限界を超えるという事はアウトサイドのコンクリートウォールにクラッシュする事を意味します。
彼のマシンはコンクリートウォールにクラッシュし、反動でコースの反対側まで吹っ飛んで行きました・・・

彼は良い奴でした。
良い奴だから死んだんだと私は今でも思っています。

あの時以来、私はオーバルのレースが嫌いになりました。
インディジャパンは流石に見ましたが、それ以外のオーバルのレースはほとんど見ていません。

今回の事故で一層オーバルコースが嫌いになりました。
インディジャパンも今年を最後に終わりました。
私はもうオーバルのレースは見ないと思います。

願わくばアメリカのレースも日本やヨーロッパのレースのように安全を第一に考えて欲しいと思います。
安全を第一に考えたF1でも一昨年のフェリペ・マッサのように一歩間違えば命に関わる事故にあう事があるのですから・・・




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