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α900使いの私がSD1Merrillに手を出した理由。 #photo [写真]

DSC03269.jpg

最近身近な人から
「フルサイズセンサーのα900を持っていて綺麗な写真を撮れるのに、なんでAPS-CのSD1Merrillなんかに手を出したの?」
等と聞かれます。

先頭で示した写真を見れば説明は要らないと思うのですが・・・


このブログを読んでいる人には「クドイ!!」って言われそうですが、あえてもう一度ちゃんと理由を書いておこうと思います。


一言で言うと、
ベイヤー配列方式の画像センサは派手にパープルフリンジが出るし、大手メーカは画素数や高感度性能等数字でわかるスペックばかり追って、この問題を解決する姿勢を見せない。
からです。


私は自分のα900をSONYに送って検査して貰った上でサポートの人と電話で話もしています。


その結果感じた事は「SONYはこれを大した問題とは思っていないし対策の必要性も感じていない。」と言う事です。
SONYから画像センサーを調達しているNikonのカメラでも同様でしょうしCanonは試していないですが、恐らく対して変わらないでしょう。


人間の目と脳ってよく出来ていて一度わかるようになると次もわかってしまうのです。
例えば先日のニャンコの写真。
DSC06836.jpg
ブログサイズじゃわからないと思いますが、私はこれを見た瞬間「なんかパープルっぽいなぁ。」と思いました。
赤枠で囲った部分の拡大写真を以下に示します。
スクリーンショット 2012-05-02 10.23.04.jpg
色おかしいですよね?
こだわらない人はこだわらないんでしょうけど・・・これを写真って呼んで良いの?


私が知る限りこの問題に真剣に取り組んでいるのはSIGMAとLeicaだけです。
SIGMAはFoveonという原理の違う画像センサーを作る事で真のデジタル写真を目指しています。
(正確に言うとFoveonを作っていたFoveon社を買収してこの技術を手に入れたのですが・・・)
私がSD1Merrillで実験した所、Foveonでもパープルフリンジは出ました。
しかし、それはかなり押さえられていて・・・妥協できるレベルと思います。
SIGMAはSD14で対策を打ったそうです。


正直SD1Merrillは癖が強くて扱い難いです。
赤の飽和とか・・・
でも使っていると「真のデジタル写真を実現する。」事に対する情熱が伝わってくる素晴らしいカメラだと感じます。
これはオーナー社長で株式非上場のSIGMAだから作れるカメラで大手のカメラメーカには絶対に作れないカメラだと感じます。
正直他人にオススメする事はできないカメラと思います。
しかし私は・・・真のデジタル写真を求めているのです。



ちなみにもう一社のLeicaですが・・・コチラはM9の派生機種としてモノクロ専用機を作っているという噂です。
モノクロ専用の画像センサなら既存の技術で作れるはずで・・・ベイヤー配列方式の画像センサを作っていたメーカなら容易に素晴らしいセンサを作れると思います。

このLeicaのモノクロ専用カメラ・・・世界中の写真とカメラを愛する人間を魅了する素晴らしいカメラになると私は思います。
このカメラに50mmのレンズを付けてスナップ専用に持ち歩きたいものです。
まあLeicaですから・・・高価で・・・手が出ないでしょうけど。庶民には。

ソニー デジタル一眼レフカメラ α900 ボディ DSLR-A900

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  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス
SD1 Merrill Body

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  • 出版社/メーカー: シグマ
  • メディア: エレクトロニクス



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