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簡単な腫瘍の摘出手術を受けてきて、ITデフレについて考えました [IT]

昨日、左腕にできた腫瘍(たぶん血管腫という良性の腫瘍)の摘出手術を受けてきました。

簡単な手術と伺っていたので、簡易的な設備で簡単に行うのかと思っていました。
しかし、実際には本格的な手術室で、ドクターが二人に看護士が二人ついての本格的な手術でした。
手術時間は1時間ちょっとでした。

「これいくらい請求されるのだろう?」とドキドキしながら精算機に診察券を差し込んだら、なんと3万円弱と激安でした。

手術の準備等もあったでしょうから、実際には全員が2時間づつくらいは使っていると推測されます。


思ったのですが、「医療業界は保険があるから経営的には恵まれているなぁ」と言いたいです。

これを、私が属するIT業界に当てはめたら、設備の使用料に専門家の人件費等を考えると、2〜3倍の費用を要するので無いでしょうか?

実際、医療保険は患者が3割負担なので、医療でもかかっているコストは同様と思います。

しかし、IT業界はデフレ真っ盛りですし、お客から必ず値切られるので、そこまでの費用は請求できないと思います。
SE4人で2時間の作業ですから、1人日ですよね。
お客や会社、作業の難易度によっても変わると思いますが、お客様に請求できるのはせいぜい5万程度ではないでしょうか?


3万円で患者が3割負担とすると医療機関は私の手術で10万円を売り上げている訳です。
つまりIT業界は医療業界の半分しか売り上げられないと・・・
コストはそれほど変わらないと推測されるのに・・・


最近は医療崩壊が叫ばれていて、救命救急等は赤字だと伺っています。
IT業界で24時間対応を行っている場合はどうなってしまうのでしょう?
とてもじゃないですが、まともに利益が上がるとは思えません。

3Kの職場なのに、利益もまともに出ない・・・
日本のIT業界はどうなってしまうのでしょう?

いまではITも立派なインフラです。
医療のように、これが無くなったら国が成り立たないかも知れないという程、重要なものになりつつあります。


政治家の人は医療改革も重要ですし、ぜひ進めて欲しいのですが、IT業界についても少し想いを巡らせて欲しいと思います。
そしてITに関わるすべてのステークホルダー方も・・・


手遅れにならない事を祈らずには居られません。

タグ:ITデフレ
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