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今更ながらSeasar2の勉強をしています。 [IT]

「今ならSlim3とかHadoopとか最新の技術を勉強しろよ!!」という声が聞こえて来そうですが・・・

以下に示す本を読んでWebアプリの基本を勉強しています。


Seasar2入門

Seasar2入門

  • 作者: ひが やすを
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/02/11
  • メディア: 大型本


Seasar2の作者(メインコミッターというべきか?)の「ひが やすを」さんが自ら著されたSeasar2(SAStruts + S2JDBC)の入門書です。


私は10年以上トラブル対応に人生のほとんどを捧げてしまっているので、最近の開発事情を良く知りません。

JavaでのWebアプリのコーディング経験が無い訳では無いですが、それはStrutsが普及する前の時代です・・・


GoogleAppEngine(=Slim3)やHadoopが今の旬と思いつつも、以下に示す理由からまずは基本を押さえようと思ったのです。

(1)
本書の中のコラムでひがさんが書かれているように、「最近の情報システムはコーディングができる人でないと業務仕様も決められない。」と私も思う。
自分は大手SIerのSEなので、まだ数年は普通のWebアプリの実装案件が仕事になると考えられる。
なので、普通のWebアプリの最近の実装方法や開発効率を肌で感じておくことはマスト。

(2)
ひがさんは現在Slim3の開発を行っているので、今後Seasar2はバグフィックス以外は行われないと思われる。
いわゆる「枯れた技術」になったかなぁと。
なので、勉強するには、実は最適なタイミングなのかもしれないと思った。

(3)
GoogleのBigTable等を見ていると、性能および可用性を得るために機能をかなり犠牲にしている。
Googleのように自社の要件を満たすために使う分には良いが、すべての顧客の要件を満たせる基盤技術では無いと思う。
なので、分散Key-Valueストアを用いた高可用性システムは一般には普及しない可能性も有ると思う。この場合、今のWebアプリの時代がしばらく続く可能性も考えられる。

(4)
ひがさんもSeasar2での経験があって、今Slim3の開発を行っている訳だから、仮に将来Slim3等の勉強をしなければならない場合でもSeasar2の経験は生きると思う。

(5)
なんかJSFとかJPAとかEJB3とか普及する気配が無い・・・
本命だと思っていたのに・・・


以上のような目論見で、使える時間を見つけて(作って?)コツコツと勉強している訳です。

実際に使ってみると、昔コーディングしていた時に「Javaを使ったWebアプリってここが嫌だなぁ」と思っていた所が大分改善されていて、なかなか良いですね。


日本人が作った日本発のフレームワークですし、「これが広く普及すると良いなぁ」と思いました。

今後、適用するフレームワークを自分で決められる機会があったらSeasar2を使おうと思います。
(顧客都合とか上司のこだわりとか親企業の押し売りとかで、好きなフレームワークは使えない事がほとんどなんですけどねぇ・・・)


Seasar2入門

Seasar2入門

  • 作者: ひが やすを
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/02/11
  • メディア: 大型本

タグ:Seasar2
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コメント 1

師子乃

初めまして。

seasar2、もはやサポートも停止してしまいましたが、面白い技術が詰まっていると思いました。
by 師子乃 (2018-12-11 21:28) 

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