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初めはこのニュースをスルーしてしまったのですが、よく考えたら結構重いかも? [投資]


ネガティブにウォッチってだけで、格下げ事態が行われた訳じゃないし、今すぐどうこうって話じゃないと思うけど・・・

基本的には世界経済って
日本やドイツ、中国等がアメリカに製品を輸出する。→アメリカ人が消費する。→輸出国が儲かる。→輸出国は儲かったお金を米国債等に投資する。→アメリカ人にお金が入る。→先頭に戻る。

って循環で回っている訳で。
もし米国債の格付けが実際に格下げされるようになったらこの循環が機能しなくなる可能性が高い訳で。
潮の流れが変われば自然環境が一変するように、そのインパクトは相当なものかもしれないと思います。
リーマンショックの比じゃないかも?
まあ今の所ニュース記事によると「格下げされない」可能性の方が高いみたいなので心配するには早過ぎるのかもしれないですが・・・


下のグラフの青い線はアメリカISM製造業景況感指数を0がニュートラルになるように補正したグラフです。(要するに-50した値をプロットしています。)

スクリーンショット(2011-04-19 20.28.43).png

小さすぎてわかり難いかもしれませんが、2009年の夏以降景況感は基本的には「良い」と言える状態でした。
5月2日発表の数字には要注目かもしれないですね。
50を下回る数字が出てくるようだったらリスク資産の保有比率を減らすとか考えた方が良いかも・・・

ただでさえ
  1. 日本は震災で大変
  2. EUもギリシャやポルトガルの債務問題で大変
  3. 中東もデモの頻発で大変
  4. 中国もバブルの封じ込めや格差問題で大変

という状況な訳で、ここで資本主義の元締めであるアメリカまで債務問題が現実になると・・・


まあ、実際には格下げという事態にはならないと思うと言うか思いたいですが、この「ネガティブでウォッチ」ってニュースだけでもしばらくは軟調な相場になるには十分なパワーあるかも・・・


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