何に使うかが問題ですよね。スーパーコンピューターって。 [IT]
私もプログラマとして駆け出しの頃は某社の中央研究所の人の小間使いとして某スーパーコンピューターの開発に参加していました。
当時はアメリカが国家予算で凄まじい規模でスーパーコンピューターを開発していて、TOP500の上位2台位はケタ違いに凄いコンピュータでした。
当時の(今も?)スーパーコンピューターは軍事技術だったので開発に投入されるリソースもケタ違いでした。アメリカは。
なので、当時の感覚で言うとTOP500で一位になるって事は凄い事です。
でも最近思うんですよねぇ。
TOP500って自分でエントリーして演算性能の高さを競う場ですよね。
でも演算性能だけでコンピュータの価値を図る時代は終わったんじゃないかなぁと。
例えばGoogleのクラウドって凄いパワーを持っていると思いますし、価値を持っていると思うんですよね。
たぶんFacebookとかのクラウドも凄い事になっていると思います。
こう言ったクラウドも広い意味で言えば分散メモリ型のスーパーコンピューターだと思うのですがTOP500には出てこないですよね。
京がTOP500で一位になった事は凄い事だと思います。
でも、もうそういう時代じゃないと思うんですよね。
「二位じゃダメなんですか!!」は流行語になりましたが、個人的には「TOP500にエントリーしなければダメなんですか?」って思います。
たぶん京よりもiCloudの方が性能も価値も高いと思うんですよね。